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先輩移住者の声
先輩移住者の声 Voice of seniors.

移住者インタビュー

全国各地で活躍するWebアプリを開発。
休日は車でキャンプや温泉へ。メリハリある生活に充実感。
岩崎 秀祐さん
東京都からIターン
岩崎 秀祐(いわさき しゅうすけ)
平成元年(1989年)、東京都八王子市出身。地元八王子市の東京工科大学を卒業後、ソフトウェア開発やシステム構築、データセンターの運用を手がける金沢市のIT企業に就職し、Iターン。自治体向けWebアプリケーションの開発と保守にあたっています。

金沢に移住した経緯を教えてください。

岩崎生まれてからずっと東京で暮らしていましたが、就職にあたって、「これまでとは違う生活をしたい」と考え、Iターンを思い立ちました。具体例を挙げると、苦手だったものの一つに電車があります。大都市では通勤時は満員電車が当たり前で、しかも地元の八王子市から都心に出ようとすると1時間〜1時間半はかかります。学生のときは、大学近くのアパートで一人暮らしをしていたので通学にストレスはなかったのですが、就職すると満員電車に長時間、揺られる毎日です。あまり想像したくありませんでした。

就職活動はどのように進めましたか。

岩崎大学時代に学んだ知識・技術を生かせるIT業界を志望し、学生向けの就職情報サイトに登録しました。東京以外や職種などのいろいろな条件を設定したところ、おすすめの就職先として表示されたのが、現在の勤務先であるIT企業です。金沢はIT産業が盛んで、全国で活躍する企業がたくさんあります。当社もその一つで、採用活動も石川県や北陸だけでなく、首都圏などで広く実施しています。私も東京で開かれた会社説明会に参加し、ここならばスキルを生かした仕事ができると考え、採用試験に臨み、就職することができました。

Iターン先を探すにあたって条件はありましたか。

岩崎東京を離れるのならば、やはり海や山に近いところがいいと考えていました。なぜなら、キャンプや山登りに出かけることが趣味だからです。金沢はその条件にぴったりと当てはまる土地で、車を少し走らせればたくさんの自然にふれあうことができます。実際、就職してからはちょっとした休みでも、一人用のテントを車に載せてキャンプに出かけることが多く、この1年間で県外も含めて20泊以上はしましたね。

知らない土地で生活を始めるにあたって苦労した点は。

岩崎金沢の気候が分からず、どのような住まいにしようか悩みました。物件をいくつも見て歩く中で、サンルームを設置するところが多く、雨の多い北陸ならではの工夫に感心しました。それに、東京に比べると家賃がとても割安な点も、うれしい驚きです。学生時代は1ルーム、ロフト付きの部屋を借りていて、都内で見ると家賃も決して高くありませんでしたが、金沢では同じ金額で2DKの住まいになりました。1人暮らしには広々していて、のびのびと過ごせますね。

暮らしてみて、金沢の印象はいかがですか。

岩崎すぐ近くにスーパーや飲食店、映画館があり、とても生活しやすい地域だと思います。移住する前は雪の影響を心配していたのですが、暮らしてみると問題は感じていません。降雪量は思ったほどではなく、金沢市内の道路には融雪装置が整備されているところが多いので、雪が降った日も車の運転にあまり支障はなかったですね。加えて、街並みも大変気に入っています。東京にいたころは、金沢は京都に似ている街というイメージがあったのですが、実際に来てみると、歴史ある街並みだけでなく、金沢21世紀美術館のような先進的なスポットも多く、新旧の魅力にあふれています。

Iターン就職を考えている人に
アドバイスをお願いします。
金沢には、私の働いているIT産業をはじめ、機械や繊維など、さまざまな産業が盛んです。当社のシステム・サービスは北海道から沖縄まで、全国各地のお客様にご利用いただいています。このように、東京などの大都市でなくても、魅力ある企業は全国にたくさんあります。東京でやりたい仕事に就けなかったとしても、決して気にすることはありません。地方にも選択肢を広げれば、希望にあった就職先がきっと見つかるはずです。
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