全国各地から金沢市に移り住んだ先輩移住者がつながる「移住者ネットワーク」の“キックオフセレモニー”が10月24日、金沢市役所で開催されました。
移住者ネットワークのスターティングメンバーは9人で、大分県出身で金澤町家を活用してゲストハウスを経営する町家由美子さんがキャプテンを務めます。
今後、年に1回程度メンバーによる意見交換会を開き、その内容を市の施策に反映させます。また、移住者としての経験を生かして金沢暮らしの魅力を発信するほか、移住者と担い手不足に悩む地域との橋渡し役も担います。活動の様子は当サイトで紹介していく予定です。
結成式にはメンバー6人が出席し、町家さんが活動宣言書を読み上げました。これに対し、山野之義市長は「移住施策は行政目線の活動になりがちなので、皆さんの経験を基に助言をいただきたい。ともに、いいまちづくりを進めていきましょう」と期待を込めました。
活動宣言後の懇談では、6人が次のようにコメントしました。
「強い思いがあって移住したわけではなかったのですが、金沢の人は温かく接してくれました。そのご恩返しをしたいのと、新しいご縁をいただいことをうれしく思います」
「金澤町家の流通をコーディネートしていますので、これから移住してくる皆さんに町家の良さお伝えして、いろんな方に来ていただきたいですね」
「私は、以前転勤で金沢に来て、金沢の良さを実感したことが移住のきっかけでした。移住を考えている方々に、私の経験から何かアドバイスできることがあれば、と思っています」
「今一緒に働いている女性も福岡県からの移住者です。女性目線で女性が活躍できる会社や金沢への移住希望者と一緒に仕事をできるような環境を作っていくつもりです」
「私は陶芸工房を開いています。ここ2、3年、海外からのお客さまが非常に増えています。移住者だけでなく、外国の方にも金沢の良さが届いていることを感じています」
「今、金沢の山間地、いわゆる田舎で暮らしています。私の住居や実際の生活圏がどんなものなのか情報提供していくことで、ネットワークに貢献できると思います」